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回復期 リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション
病棟

回復期リハビリテーション病棟とは?

回復期リハビリテーション病棟は、急性期治療を終えた後も、まだ医学的・社会的・心理的なサポートが必要な患者様に対して、多くの専門職がチームを組んで集中的なリハビリテーションを実施し、心身ともに回復した状態で自宅や社会へ戻っていただくことを目的とした病棟です。

当院の回復期リハビリテーション病棟の特色

2004年に開設し、これまでに約7,200名の方々が退院されました(2023年3月現在)。当院は複数の市町村が隣接している刈谷市北部にあります。
患者さんのお住まいの地域は、刈谷市のみならず、豊明市、名古屋市南東部、みよし市、豊田市、東郷町、日進市などからご入院いただいております。
そのため、近隣の医療・介護・福祉機関との連携を大切にしています。患者様の疾患管理おいては、当院に併設されている一般急性期病棟からもバックアップいたします。
充実した人員配置や高い治療実績が認められ、2020年10月より回復期リハビリテーション病棟入院科1を取得しております。

対象疾患と算定上限

疾患病棟に入院できる期間
1脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、脳神経叢損傷等の発症又は手術後、義肢装着訓練を要する状態150日
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷180日
2大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態90日
3外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後の状態90日
4大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靭帯損傷後の状態60日
5股関節又は膝関節の置換術後の状態90日

厚生労働省:2022年度診療報酬改定説明資料より

※当院では、各患者様お一人お一人の状態や状況を
踏まえて、入院に必要となる期間を多職種で検討し、
患者様やご家族様に改めて説明する機会を設けております。

回復期リハビリテーション病棟 実績

2022年4月〜2023年3月までに当院回復期
リハビリテーション病棟を退棟された患者様

入院患者様の疾患割合
  • 疾患の割合
  • ・入院患者様の病気(疾患)は、
     脳血管疾患が約34%、
     運動器疾患が約62%です。

重症患者入院率
  • 重症患者率
  • ・重症の患者様もご入院いただいております。

重症患者改善率
  • 重症患者率
  • ・重症の患者様も改善を認めております。

在宅復帰率
  • 在宅復帰率
  • ・在宅復帰につながるよう努力しております。

日常生活活動(ADL)の改善
  • 日常生活活動(ADL)の改善_FIM運動項目合計点 日常生活活動(ADL)の改善__FIM運動項目合計点グラフ
  • ・FIMとは、日常生活において
    患者様がどれだけ自立しているのかを
    示すものです。

    ・FIMの点数が高いほど、
    日常生活で介助が少なく、
    自立した生活を送れている指標となります。

  • 日常生活活動(ADL)の改善_平均在院日数 日常生活活動(ADL)の改善_平均在院日数グラフ
  • ・平均在院日数は、脳血管疾患が85日、
    運動器疾患が51日です。

実績指数
  • 実績指数 実績指数グラフ
  • ・実績指数とは、在院日数とFIMの利得
    (退院時FIMと入院時FIMの差分)
    から算出される係数です。
    回復期リハビリテーション病棟入院料に応じて
    求められる実績指数が異なります
    (入院料1は40以上)。
    実績指数は 「短期間で退院」、
    「日常生活の自立度が大きく改善」 もしくは
    その両方を達成したことを示す指標となります。

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チームアプローチ

  • リハ専門医の診察
    カンファランス
  • 多職種による回診
    多職種による回診
  • カンファランス
    リハ専門医の診察
  • イベント
    イベント

入院相談から退院までの流れ

入院相談から回復期リハビリテーション病棟入院まで
  • STEP1入院相談
  • 当院の地域連携室にご相談ください(TEL:0566-36-5200)。ご希望があれば、当院の見学にお越しいただくことも可能です。お気軽にお問い合わせください。
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  • STEP2一般病棟への入院
  • 当院では、まず一般病棟にご入院いただきます。一般病棟では、専門の医師が、集中的なリハビリの必要性について診察いたします。患者様の症状によっては、急性期病院からの継続的な治療を必要とする場合があります。
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  • STEP3回復期リハビリ病棟への入院
  • 一般病棟で病状を確認後、回復期リハビリ病棟へ移っていただきます(同一建物内です)。当院では、回復期リハビリ病棟に空き部屋がない時期においても、一般病棟で待機できますので、可及的速やかな入院受け入れを心がけています。
回復期リハビリ病棟入院から退院まで
  • STEP1目標を共有
  • 患者主体のリハビリを提供するために、最善の目標と計画を立てます。病状や障害の程度は、患者様によって異なりますので、患者様とご家族との対話を重ねながらリハビリに集中できるように入院生活をサポートします。
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  • STEP2チーム医療
  • リハビリ専門医による診察、多職種で行うカンファランスなど、各専門職が一丸となってアプローチします。退院への準備として、介護保険の活用法や住宅改修の立案、次の施設の情報収集など、専門職が支援いたします。
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  • STEP3退院
  • 退院後、必要な方には、当院の外来リハビリ(医療保険)、通所リハビリ(介護保険)、訪問リハビリがご利用できます。リハビリ担当者とご相談ください。

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